腹部や臀部など脂肪の多い箇所から脂肪を吸引し、ボリュームをアップさせたい箇所に注入・移植する手術です。(脂肪吸引に関しては脂肪吸引のページをご参照ください。)主に顔やバストなどのボリュームアップに適用します。自身の細胞を使用するため、免疫反応の問題がありません。
手術時間 | 1〜4時間 |
---|---|
術後の腫れ | 注入部を中心に腫脹がある ※注入量による |
回復期間 | 約1週間 |
術後の通院 | 1週間後・1ヶ月後・3ヶ月後に再診 |
料金(税込) | ¥165,000~ |
脂肪・脂肪幹細胞注入 治療詳細
お腹やお尻などから自身の脂肪細胞を採取し、ピュアな脂肪細胞と脂肪幹細胞を含む脂肪組織を作成し、これを注入します。
従来の脂肪注入の際には、採取した脂肪細胞をそのまま、あるいは生理食塩水で洗浄しただけで注入していましたが、注入した組織が壊死し、硬くなり、注入箇所にしこりができるなどの問題点がありました。これは注入する脂肪細胞が、採取の時点で傷ついてしまっていることが原因でした。
脂肪幹細胞抽入は、多様な細胞に分化する特徴を持つ幹細胞を採取し、加えることで、脂肪細胞のダメージを補います。また幹細胞は、組織の定着に必要な血管新生に寄与し、定着を助けます。
脂肪組織を作成するときに、当クリニックでは以下の点に注意しています。
●脂肪細胞の採取に際しては傷つかないように低圧のシステムを使用する
●採取した組織は特殊なキット内で遠心分離を行い、脂肪細胞と脂肪幹細胞を多く含むピュアな組織とする
●これらの行程を無菌的に行う
●注入は1カ所に大量に行わず、少量を多くの部位に分けて注入し、注入された脂肪細胞の周りを正常な組織が取り囲むように注意する。
●注入には、特殊な注入針を使用し、傷を残さない。
脂肪採取に使用する専用の低圧シリンジ
専用の遠心分離機
専用の注入用シリンジと内腔を特殊コーティングしたカニューラ